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救命救急センター

担当医師

センター長 砂田 大貴(すなだ だいき)

概要

 救命救急センターとは、重症及び、複数の診療科領域にわたるすべての重篤な救急患者を受け入れる施設であり、また初期救急医療機関、二次救急医療機関の後方病院と位置付けられています。例を挙げるとすれば、交通事故で全身にけがをされた方、一般の病院ではできないような集中治療を必要とする方を治療する病院ということになります。
名寄市立総合病院には2015年8月から地域救命救急センターが設置されました。広大な北海道において名寄市立総合病院の救命救急センターは道北圏(士別以北)、の救急医療の中心的役割を果たしてきました。
現在、北海道には札幌、旭川、釧路、函館と4機のドクターヘリがあります。ドクターヘリは早く傷病者と接触し、医療を早期に開始する目的で運行されています。当救命センターはドクターヘリの受け入れ病院としてヘリポートを整備しています。白地に赤いストライプのヘリコプターが当院屋上に着陸しているのを見ることができると思います。また、ドクターヘリの搭乗医師としても救命救急センターの医師が参加しています。
また、ドクターカーの運用も行っています。ドクターカーもドクターヘリと同様に早期に傷病者と接触し、医療を早く開始する目的で当救命センターの医師、看護師が同乗して現場に駆け付けます。サイレンを鳴らしながら、ドクターカーが走るのに出会ったことがある方もいらっしゃるかと思います。道を譲っていただいて感謝しています。
救命救急センターにおいて主に初療にかかわるのが救急科の医師、看護師です。当院の救急科は旭川医科大学の救急医学講座所属の医師がローテーションで勤務しています。救急科というのは聞きなれない方も多いと思いますが、救急医療、集中医療、災害医療を中心に活動する科です。名寄市立病院の中では一番新しい科ということになります。救急科が初療を行い、それぞれ専門科の医師に傷病者を引き継いでもらって治療に当たっています。
救命センターで働いているのは医師、看護師だけではありません。薬剤師、レントゲン技師、検査技師、臨床工学技士、ソーシャルワーカー、栄養士、リハビリテーションを行う療法士、事務職員など多くの職種の人間が道北圏の救急医療を守るという考えの元、一丸となって多くの方の治療に当たっています。
当救命センターは、今後も道北圏の救急医療の砦として、多くの命を守りたいと考えています。また、この救命救急センターの機能を将来的に維持するために若手の医師の教育にも力を入れていきたいと考えています。

 


救命救急センター長 砂田 大貴

 

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