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救命救急センター

担当医師

センター長 八巻 多(やまき まさる)
副センター長 稲垣 泰好(いながき やすよし)

概要

 2014年10月に名寄市立病院救急科が新設され、2015年8月から地域救命救急センターが設置されます。当院救急科、救命救急センターのあり方について抱負を述べさせていただきます。

  当院の救急科は17番目の科として新設されました。当科は、これまで上川北部のセンター病院の一つとして16の専門科が各々の特性を生かし診療にあたってきた歴史の中で総合診療と対応する形で誕生しました。この総合診療と救急医療は2004年から始まった卒後研修医制度とリンクしており、極端な専門科さらには細分化から、全人的医療へ回帰し見直しを行う側面があります。新制度以降の医師には特に全般的でかつ基本的な面接、診断、及び治療が行えるような教育を行うことを目的としていた訳です。当院は臨床研修病院としてそれらの教育体制の最後のピースとして救急科・救命センターを設立致しました。
  名寄市は地域の特性上、上川北部のみならず上川北部周辺・以北の地域を医療圏としております。この広大な医療圏で素早く重症患者の初期診療を行うため、2015年12月からドクターカーを導入しております。次に当科の運営方針をお示しします。

1)重症及び複数の診療科領域にわたる全ての重篤な救急患者を24時間体制で受入れる。

2)北北海道の医療施設・救急搬送機関からの救急患者を24時間体制で受入れる。

3)適切な医療を受け、生命の危険が回避された状態にあると判断された患者については、積極的に院内の該当科病床、又は、転送元の医療施設等に転床させ、常に、必要な病床を確保する。 

4)医学生、臨床研修医、医師、看護学生、看護師及び救急救命士等に対する救急医療の臨床教育を行う。

  最後に私の救急医療における恩師の一人、急逝された旭川医科大学初代救急医学講座教授郷一知先生の救急科への所信を引用させていただきます。

  「1次救急、2次救急、3次救急などという言葉をよく耳にします。医療側からの分類です。患者さんにとっては、急に体調がひどく悪くなったときや大きなけがをしたときは、すべて「救急」です。大学病院は、患者さんのためにも、大学病院の使命を果たすためにも、すべての「救急」に対応できるのが理想だと考えています。専門家が何人もいて、そこで治療が完結させる救急部もひとつの姿ですが、大学病院の機能を考えると、初期治療は救急部や総合診療部で行っても、以後の診療はできるだけ専門の科で受けられるようにするのが、患者さんにとって最も有益ではないでしょうか。交通事故で骨折した患者さんが、救急部で診察と検査を受け、適切な初期治療を受けたとします。それでも、将来の機能回復のことを考えると、その後の治療計画を専門の整形外科医にお願いするのは当然でしょう。そんな、初期診療と、専門家による診療が、効率的かつ容易に行われるような環境を用意するのが私どもの役割だと考えています。」

 今後、ドクターカーの運用、災害拠点病院の一機能であるDMAT活動等で救急に携わる多くの機関との連携を密にして、地域特性に沿った救急医療と教育環境を構築していく所存です。

救命救急センター長  八巻 多

 

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