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こころのリハビリテーションセンター

当センターは4つの部門からなり、医師、作業療法士、保健師、看護師、精神保健福祉士、心理士、ピアサポーターなどの多職種が、精神疾患を持つ患者様の回復のための支援を行っています。

  • 精神科デイケア(Home Port)
  • 精神科作業療法
  • アウトリーチ(精神科訪問看護)
  • 相談支援・地域連携

センターのPick Up① ピアサポーターが働いています

 当センターでは、令和2年4月からピアサポーターの中川さんが働いています。 ピアサポーターは「経験の専門家」と呼ばれ、自らも精神疾患の病の経験を持ちながら、同じ境遇の患者様に、自らの病の経験に基づく支援を行っています。 全国的にみても医療機関で勤務するピアサポーターは少なく、ピアサポーターが直接支援できることは、当センターの特徴の1つです。
【ピアサポーター中川さんからの一言】
 昔は20年、30年と入院している患者さんが沢山いました。今、名寄市立総合病院は病床数の関係で長期入院の患者さんは少なくなっています。 今まで研修を受けてきて、薬をキチンと飲めば、退院できない患者さんはいないと思っています。 入院している患者さんも退院した患者さんも、社会的な偏見や差別がなくなって、安心して堂々と暮らせる社会になれば良いと思っています。 自分の状態を理解して、働いたり、また生活リズムを整えるためにデイケアに通って、友人作りをして楽しい人生になるように共に頑張りましょう。

 ピアサポーター中川さんの活動が新聞で紹介されました。

2022年4月7日北海道新聞掲載

センターのPick Up② 「Home Port Café(ホームポートカフェ)」

厨房やカウンター業務、材料の買い出し、接客などを行いながら「働くこと」を体験するプログラムです。参加には主治医の許可と担当スタッフとの面談が必要です。 自分はどういう事が得意で、どういう事が苦手かを把握してもらい,ひとりひとりに合った目標を立てて行います。

  


センターのPick Up③ 「United Hearts(ユナイテッドハーツ)」

精神科デイケアを母体としたフットサルチームです。
ソーシャルフットサルチームとしては、最北に位置するチームであり、精神障がいを持つ人々にとっての生きがいや目標になる事を目指しています。
地域社会にとってオープンな活動を目指し、市内大会の参加、北海道精神障害者スポーツサポーターズクラブを通じての、道内外のチームとの試合など活動しています。
デイケアでは現在週に1度のフットサル練習を行っています。



センターのPick Up④ 「NAミーティング」

NA(Nayoro(なよろ) Addiction(アディクション))ミーティングは、 アルコールや薬物、ギャンブル、ゲームなどの「依存」の問題を抱える方の相談や回復を支援するプログラムです。 1人で悩まず、同じ問題を抱える仲間と一緒に、自分らしい生きた方を探してみませんか!参加を希望される方は主治医にご相談ください。

【日 時】毎週火曜日 10:30~11:15
【場 所】新館3階 会議室
【担 当】吉本(よしもと)(保健師)

センターのPick Up⑤

「こころの健康まつりinなよろ」は上川北部地域の精神医療・保健・福祉・行政機関当事者・スタッフ・地域住民が一体となる機会として また「こころの健康」の啓蒙、啓発、推進活動の一環として毎年夏ごろに開催されています。出店,縁日,出し物,セミナーなど豊富な内容を持つ、センターの一大行事です。
 


精神科デイケア(Home Port)

Q.精神科デイケアって?

通院患者さんを対象に、社会生活機能の回復を目的として、ひとり一人のメンバーに応じたプログラムに従って、グループごとに活動するリハビリです。医師、看護師、作業療法士、精神保健福祉士などさまざまな職種のスタッフが担当します。
• 人や街に慣れたい、仲間作りをしたい・・・と思っている方
• 退院したけど、まだ健康時の体力や感覚が取り戻せないんだけど・・・という方
• まだ、社会に出るには自信がない・・と思っている方
• 今しばらくは、ゆっくりと徐々に慣らしていきたい・・と考えている方
• 今の生活リズムではいけない・・・と思っている方
• 働こうと思っているんだけど・・・と計画している方
• 少しでもデイケアに関心のある方
デイケアの通所日・回数や参加目的、要望などは、メンバーの状況に合わせデイケアに通所しながら話し合っていきます。

Q.どこで、いつやっているの?

• 新館の1階です。
• 月曜から金曜の9:30~15:30
• 月曜と第2・第4水曜日は、ナイトケア(16:00~20:00)も行っています
月曜休日の場合は、火曜日に行います。   ※土日、祝祭日、年末年始はお休みです。

Q.利用料は?

各種保険、自立支援医療負担制度が利用できます。(※生活保護の方は、かかりません。)
活動内容によっては、一部実費負担となるものがあります。

Q.どんなことをするの?

個人活動、グループ活動、クラブ・サークル活動、SST等心理・教育的セミナー、レク・季節の行事など行っています.後述する週間プログラム、年間プログラム、年間行事を参照して下さい。

Q.利用するにはどうしたらいいの?

主治医の許可が必要となりますのでまずはご相談下さい。
(相談後、見学、体験利用を行うことも可能です)

送迎サービス(ご自宅(または最寄り駅)まで伺います

 名寄市立総合病院精神科デイケアに参加されるメンバーに限り、名寄市内および地域(美深・下川・士別方面)へのバスによる無料送迎サービスを行っています(送迎範囲 市内:駅から2㎞以内 市外:駅から5㎞以内)

※ナイトケアの帰り送迎は名寄市内送迎のみとなります。
※その他詳しいことはデイケアまでお問い合わせください。

週間プログラム

(月によってプログラムが異なる場合があります。詳しくは、外来掲示板に置いてある月間プログラムをご参照ください)

・ミーティング
  朝は、予定の報告やグループでの情報交換、プログラムの内容など、その日の感想や明日の予定など話し合います。月に2度、グループの情報交換やデイケアへの集団生活上の問題、設備等の要求、行事等、プログラムに関する要望を話す全体ミーティングを行っています
・グループ・サークル活動
  創作活動、写真、園芸、音楽や個別に行いたい活動、心理・教育的活動として認知リハビリ、SST、健康応援団などを行っています
・昼食サービス(月~金)、夕食サービス(毎週月曜と第2、第4水曜)
  病院給食を食べられます。(一定数超えますとお弁当)
・入浴サービス
  自由に入浴できます。
・自主活動
  各自、思い思いの活動ができます。
・全体ミーティング
  メンバー全員を対象に、デイケアでの集団生活上の問題、設備等の要求、行事等、プログラムに関する要望などについて、話し合います。
・その他
  花見、バスレク、デイケア祭、カラオケ大会、忘年会など季節の行事を行います。

その他の期間制のプログラムとして、面談月間、食事運動ガイド、症状自己管理セミナー、就労準備セミナーがあります

年間行事予定




面談室
小ホール

創作室
調理室

浴室

ミーティング室
大ホール
多目的室
集団療法室

音楽室


 

精神科作業療法

 心の病気により生活に障がいを来した方々に対して、個別のあるいは他の人たちとの関わりや、具体的な作業活動(遊び、創作的なものから日常生活に関するものまで)を利用して、社会生活能力の回復、作業能力の改善を図り、その人にとってより良い生活が送れるように指導、援助を行います。
  

  

アウトリーチ(精神科訪問看護)

 患者様やご家族の希望によりアウトリーチ(訪問看護)を行っています。患者様が病状の安定を図りながら安心・安全に生活ができるよう、保健師、看護師がご自宅に訪問し、療養生活上の様々な困りごとを一緒に考え、病気と生活をサポートさせて頂きます。利用を希望される方は、主治医にご相談ください。

【訪問看護の対象となる方】

・当科に通院し、主治医の許可を得た方

【次のような方々に訪問看護を行っています】

・薬を飲み忘れてしまう
・入院を繰り返すなど病状に不安がある
・病気や薬のことを知りたい
・お酒をやめられない
・相談相手がほしい
・家族との関係がうまくいかない
・対人関係が苦手である
・1日の生活リズムが整わない 
・家事がスムーズにできない 
・仕事がしたい など

相談支援・地域連携

 患者様やご家族に対して、療養生活上の様々な相談に応じています。お気軽にご相談ください。
• 障害年金や精神保健福士手帳の取得について知りたい
• 自立支援医療(精神通院医療)制度について知りたい
• 利用可能な制度や社会資源について知りたい
• 病気について不安や心配がある  
• 医療費や生活費に困っている など

【相談先】

「こころのリハビリテーションセンター 相談支援・地域連携部門をお願いします」とお電話ください。

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