![]() 名寄市病院事業管理者 和泉 裕一 |
管理者よりご挨拶 名寄市立総合病院は、救命救急センターを有する道北三次医療圏の地方センター病院として、上川北部医療圏域のみならず宗谷,留萌・網走支庁の一部を含む広域な医療圏をカバーしています。1998年に道北三次医療圏の地方センター病院、2001年地域周産期母子医療センター、2003年医師臨床研修病院、2013年北海道がん診療連携指定病院、2015年救命救急センターの指定、2017年卒後臨床研修の第三者評価認定、2021年には士別・名寄の地域医療連携推進法人「上川北部医療連携推進機構」の設立など、旭川以北の医療資源が不足している医療圏域における中核病院として、医療提供体制の構築と人材育成の強化に努めてまいりました。
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現在、日本全国で人口減少・高齢化の問題があらゆる方面に大きな影響を与え始めていますが、道北医療圏域は北海道の中でも人口減少・高齢化・少子化が早く進んでいる現状があります。しかし、地域住民が住み慣れたところで安心して暮らしていくためには医療の存在が不可欠であり、持続可能な医療提供体制を構築し地域医療を確保することが重要になります。2026年度からの新たな地域医療構想に向けて、この圏域の全ての医療機関が充分に話し合い、有機的に機能を分担・協同・連携し、この地域の医療を隙間なく地域全体で支えていく体制づくりが必要です。
当院は救急医療および高度急性期/急性期医療を中心とした医療を展開する病院として位置付けられてはおりますが、他の医療機関ならびに関係団体と密な連携を保ったうえで、北北海道の地域医療に貢献することが当院の使命であると考えています。今後はさらに一歩進んだ連携強化に努め、医療の質・効率・利便性を含めて、持続可能な地域医療の確保に努めてまいります。 医療従事者の働き方改革を進めつつ、今後も北北海道の地域医療においてなくてはならない病院としてあり続けるよう、職員一同努力してまいります。 |
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名寄市病院事業管理者 和泉 裕一 |
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![]() 名寄市立総合病院
眞岸 克明 |
院長よりご挨拶 名寄市立総合病院のホームページをご覧いただきましてありがとうございます。
当院は、昭和12年(1937年)に名寄町立社会病院として開設し、今年で88年目を迎えました。 “患者さん中心の医療を提供し、地域医療に貢献する”ことを病院の理念として、名寄市民をはじめひろく道北地域住民の方へ医療を提供しております。当院は、道北三次医療圏の地方センター病院で、地域周産期母子医療センターや災害拠点病院など多くの指定を受けております。診療科は、循環器内科、消化器内科や外科をはじめ 22の診療科を標榜し診療にあたっております。当院の救命救急センターでは、旭川医科大学救急医学講座から派遣されている救急科専門医を中心に道北ドクターヘリの受け入れ、ドクターカーの運用などで上川地域に限らず宗谷・遠紋地域など広範囲から多くの救急患者さんを受け入れております。小児救急には、24時間365日、小児科医師が診療しており、地域の皆様や子育て世代の方々の安心に繋がっているものと思います。
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少子高齢化が叫ばれて久しく、ほかの多くの地域と同様に道北地域では人口減少に歯止めがかかりません。このような地域では、医療資源の確保や医療へのアクセスが問題となり、自治体を超えた医療提供を考える必要があります。人口動態予測では、上川北部地域の医療需要はすでにピークを越えております。かつてのような“右肩上がり”の社会での発想は通用いたしません。病院での働き手の減少も大きな問題となっております。あらたな職員の確保や、現在勤務していただいている方が辞めない職場作りに向けた取り組みも重要な課題だと考えております。また、働き手が減る中で医療の質を犠牲にしないためには、効率性が求められます。そのため、デジタルツールを利用した業務の効率化にも取り組んでおります。しかし、様々な技術が進んでも医療の現場では、最終的にひとと人との関係、“こころ”がなにより大切です。病院の理念と7つ基本方針のもと、名寄市立総合病院はこれからも地域で必要とされるより良い医療、信頼される病院を職員一同で目指してまいります。
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